文化財としての修理について
私たちは文化財を「社会における精神的なインフラ」として人間社会に欠くことのできないものとしてとらえています。
それは、文化財が単なる学術的な価値にとどまらず、数多くの先人たちのたゆまぬ努力によって残し続けてこられたものであり、
それゆえにわれわれの日常生活に深みを与えてくれているからなのです。
世界中を見渡せば「世界遺産」しか文化財が残っていないような国も多数あります。
それらの国を見ていると、身近な文化財を失った時、社会が大きく安定を欠くことを歴史が証明しているように思います。
文化財継承のための保存修理は、まさに社会を安定化させるための「精神的インフラ」構築に貢献する仕事であると言えるでしょう。

代表
牧野隆夫(まきの・たかお)
[略歴]津山工業高専にて機械工学を学んだ後、東京で遊学、東京藝術大学美術学部彫刻科入学、同大大学院美術研究科保存修復技術彫刻専攻後仏像の保存修理。吉備文化財修復所設立。東北芸術工科大学芸術学部芸術学科助教授就任、教授を経て同大学文化財保存修復センター設立。
修復作業の傍ら、社会に対して文化財の啓蒙活動に注力しております。

統括作業主任
佐藤健彦(さとう・たけひこ)
1981 年生まれ。宮城県仙台市出身。東北芸術工科大学で文化財保存を学び、卒業後に吉備文化財修復所に所属。役職は作業主任。学芸員資格。文化財保存修復学会会員。2012 年文化庁主催 文化財( 美術工芸品) 保存修理講習会受講。趣味はアニメ鑑賞とサイクリング。

作業主任
西巻彩子(にしまき・あやこ)
大学では漆芸を専門に学び、さまざまな素材に触れながら制作を行いました。地域の文化財を未来へ伝えるため、伝統技法を土台に、より良い修理を目指して取り組んでいます。

所員
牧野端慶(まきの・まさのり)
大学では機械工学科を専攻し、一度は文房具メーカーに就職した後、弊社に就職いたしました。伝統的な技術はもちろんのこと、3D 技術の導入など、今までの経験も基に文化財修復の一助となれるよう精進しております。

所員
門田真実(もんでん・まこと)
古典木彫を主とした保存修復の実務に従事。大学では江戸時代の仏像制作技法について研究。猫派。

漆芸担当 庶務
牧野麗(まきの・うらら)
東京藝術大学大学院漆芸コース修了。
